179のプロジェクトが着工 総投資額は3700億元＝上海

　上海市では6月中旬に効果的な投資拡大と経済回復加速のための投資イベントを行って以降、都市のインフラ、科学技術産業、社会・住民生活、安全など多くの分野に及ぶ179の重点プロジェクトが着工しており、投資総額は3700億元（約7兆5368億円）を超えています。

　上海市発展改革委員会によりますと、このほど着工したインフラ分野のプロジェクトは投資総額が850億元（約1兆7314億円）で、G318滬青平道路（上海市内、上海市青浦区、蘇州市平望鎮を結ぶ道路）、油墩港水路と呉淞江水路の補修、虹橋ビジネスエリアの交通関連施設整備などが含まれています。

　科学技術産業投資の分野では、金山区の中国石油化工集団（中国石化／シノペック）の高性能エラストマー（ゴム弾性を有する工業用材料の総称）など7プロジェクトが投資総額90億元（約1833億円）で着工し、また、臨港新区の中国電信（チャイナ・テレコム）臨港情報パーク、大型飛行機パーク航空研究イノベーションセンターなど11プロジェクトが投資総額190億元（約3870億円）で着工しています。

上海油墩港水路の補修プロジェクト

　このほか、楊浦区のエンターテイメント・コンテンツ企業のビリビリ新時代産業パーク、奉賢区にあるベルガー医療産業拠点、青浦区の上海紅豆デジタルイノベーションパークなどが投資総額400億元（約8147億円）で着工しています。

　また、社会・住民生活関連分野への投資総額は160億元（約3259億円）だということです。（殷、坂下）