北京
PM2.523
3/-2
オープンしたばかりの「梅潭村(メイタンツン)」というお菓子屋さんが話題です。SNSを見てみると、私がフォローしている美食ブロガーたちから大好評の様子。特にオススメは「酒醸プリン」だとか。酒醸(チューニャン)とは日本の甘酒のようなもので、飲み物である甘酒と比べると、とろみがあって濃厚です。デザートにしたり、調味料として使われたりもします。
甘酒のプリン……そんなの、本当においしいの?と疑問に思いながらも、さっそく地図アプリで位置をチェック。意外にも「梅潭村」はチェーン店で、うちから最寄りの店舗なら車で20分。近い!次の瞬間には家を飛び出していました。
そして着いた午後3時、お目当てのプリンはなんと売り切れ!
店員さんによると、あと1時間ちょっと待てば出来上がるとのこと。
うう〜ん、1時間かあ、と悩んでいると、「2キロ先の店舗では、あと30分ほどで出来上がるようですが」と店員さん。
たった30分のために、わざわざ車で2キロ移動するような客が……ここにいます。こうなったら、30分でも早く食べてみたい!すぐに移動しました。
着いてみると、さっきよりも小さめの店舗ですが、やはりお客さんの数は多いです。店員さんも忙しそうで、活気あふれる人気店という様子。
はい、しました。爆買い!
では試食タイムです!
もちろん最初は「酒醸プリン」から。フタを開けた瞬間から、“酒醸”の香りがフワッと漂います。
そんな、酒醸の華やかな香りが、タマゴ、ミルク、生クリームの味に実に合う!贅沢な融合、最高のデザートです!
これなら期待できる、と2番目にいただいたのは「もちもち塩シュークリーム」。
もっちりした皮にたっぷりのクリーム。ほんのり塩味が甘味を引き立てる繊細な味。これは、今まで食べたシュークリームの中でもトップレベルかも。
そのまま続けて、「チョコレートシュークリーム」と「サンザシ餡の中華菓子」もペロリといただいてしまいました。とにかく全部おいしい、オススメです。
ところで、最後に食べたこのお菓子。この円に緑の矢印のデザインは、中国在住なら、誰もが注目してしまうはず。実はこれ、新型コロナ対策アプリに表示される「安全な地域しか移動していません」と証明するマークなんです。
コロナ禍では、何度も目にしてきたこのマーク。世界中がこのマークでいっぱいになることを願って……ということで、もう一個いただいてもいいかしら?
梅潭村糕餅鋪(スイーツ店)
場所:北京市東城区東直門内大街288号1階7-2