特別軍事作戦期間中、ロシア軍は民間施設を攻撃の標的にしない=ペスコフ報道官

2022-07-03 14:46:55  CRI

 ロシアの国営通信社RIAノーボスチは1日、ロシア国防省の通達を引用し、「ロシア軍はウクライナの東部ルハンスク州のリシチャンシクに向けて進軍を続けている。ここ3日間で、リシチャンシクの製油所、マトロスカヤ鉱山とゼラチン工場、トポレフカ入植地はロシア軍の支配下にあり、ロシア軍とドンバス地方の武装勢力はリシチャンシク市街地に真っ直ぐ向かっている」と伝えました。また、「ルガンスク人民共和国」のロディオン・ミロシュニク駐ロシア「大使」は、「『同盟軍』は4方向からリシチャンシクに向けて部隊を進めている。同市の郊外、特に南部と東部では、住宅地の大部分がすでに『同盟軍』の支配下に置かれている」と明らかにしました。

 一方、ウクライナ通信社は1日、ウクライナ国防省の通知として、「ロシア空軍機Tu-22M3が同日未明、オデッサに向けてミサイル3発を発射し、高層マンション1棟とアミューズメント施設に命中した。これにより子ども1人を含む少なくとも19人が死亡したほか、数十人が負傷した」と伝えました。これを受けて、ロシアのペスコフ大統領報道官は、「ロシア軍は特別軍事作戦期間中、民間施設を攻撃の標的にすることはない」と否定しました。

 これに先立ち、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は先月30日、「ロシアとウクライナは29日の衝突以来最大規模の捕虜交換を行い、両国からそれぞれ144人の軍人が解放された」と発表しました。一方、ウクライナ通信社によると、解放されたウクライナ軍人のうち95人はマリウポリのアゾフスタリ製鉄所の警備員で、中でも、43人が「アゾフ連隊」の隊員だったということです。(ミン・イヒョウ・井上)

ラジオ番組
KANKAN特集