北京
PM2.577
23/19
中国海洋石油集団(CNOOC)は26日、中国初の海洋石油・天然ガス設備製造の「スマート工場」である海洋石油プロジェクト天津スマート化製造基地が正式に稼働したことを発表しました。これは、中国の海洋石油・天然ガス設備業界におけるスマート化へのモデルチェンジが大きな進展を遂げたことを意味しています。
△中国初の海洋石油・天然ガス設備「スマート工場」
「スマート工場」の総面積は約57万5000平方メートルで、中核施設には3つのスマート生産センターと7つの補助作業場、8つの最終組立作業ステーションがあり、年間生産能力は8万4000トンに達します。全長1631メートルで大型海洋作業用船舶および浮体式石油生産貯蔵積出設備の寄港に適した埠頭を有しています。
CNOOC海洋石油プロジェクト天津建造支社の王会峰総経理によりますと、海洋石油プロジェクト天津スマート化製造基地は、5Gや工業ビッグデータ、人工知能(AI)などの先進技術を駆使して、プロジェクトマネジメントから作業場の建設および工場の管理に至る全プロセスのスマート化を実現しました。
「スマート工場」は、石油・天然ガス生産プラットフォーム、浮体式生産貯蔵積出設備モジュール、液化天然ガスモジュールなどのハイエンドな海洋工業製品の製造を重点とし、海洋プロジェクトのスマート製造、油ガス田運営のスマート保障、海洋工業技術革新研究開発プラットフォームなどの機能を兼ね備える総合的な拠点を構築し、稼働後の年間生産高は40億元(約805億円)に達する見込みです。(ZHL、柳川)