中国の古典演劇・秦腔の初の3D映画『三滴の血』

2022-06-17 13:17:42  CRI

 中国の古典演劇・秦腔(しんこう)の演目の一つである『三滴の血』(原題:三滴血)が3D映画になり、15日に陝西省西安市で上映されました。秦腔の演目が3D映画になったのは今回が初めてです。

 秦腔は中国西北部の伝統劇で、その歴史は秦の時代(紀元前221〜206年)まで遡ることができ、2006年には中国の国家級非物質文化遺産(無形文化遺産)に選ばれました。

 『三滴の血』は1918年の名作で、1960年にモノクロ映画として上映され、2019年から3D版の制作が始まりました。3D映画化によって、秦腔が現代的な形で広まり、特に若者に伝統劇の魅力が伝わることが期待されています。(怡康、謙)

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