新エネ車の生産台数と販売台数、7年連続で世界一=中国

2022-06-15 12:23:57  CRI

 中国工業・情報化部の辛国斌副部長は14日に行われた「中国この10年」をテーマとする記者会見で、中国で新エネルギー自動車と呼ばれる電気自動車や燃料電池車など従来型のエンジン車とは異なる新しいタイプの自動車について「生産台数と販売台数は7年連続で世界第1位だった。中国の新エネルギー自動車産業の発展は世界の自動車産業のモデルチェンジとグレードアップをリードする重要な力となっている」と述べました。

中国での新エネルギー自動車製造の光景

 辛副部長は、「生産と販売の規模から見ると、2012年末には2万台だった新エネルギー自動車の累計販売台数は、今年5月末には1108万台になるなど大幅に伸びた。技術レベルから見ると、基盤コントロール技術を先行開発することで、動力電池単体のエネルギー密度は2012年の2.3倍に引き上げられ、価格は80%も低下させた。また、関連施設の面では、昨年末までに累計261万7000台のEV充電器、1298カ所の電池交換所が建設され、世界最大の充電交換ネットワークが形成された」と述べました。

 辛副部長はまた、中国の新エネルギー自動車産業には一部の鍵となる技術や支持保障能力などがまだ不十分だと指摘した上で、次の取り組みとして、新エネルギー自動車の購入税優遇の継続などの政策を早急に研究し明確化して、「乗用車企業の平均燃料消費量と新エネルギー自動車ポイント計算の累積並列管理方法」といった政策措置を改善し、新システムの電池、自動車用の操作システムなどの難関の突破を急ぎ、都市の公共分野の車両の全面電気化のテストをスタートさせ、標準システムを完備させ続け、安全面では監視・管理を強化し、産業の発展が新たな段階に入るよう推進していくと説明しました。(藍、鈴木)

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