【CRI時評】米国による口先だけでの約束が信用できるのか

2022-06-15 11:24:02  CRI

 楊潔篪中国共産党中央政治局委員・中央外事活動委員会弁公室主任は13日、ルクセンブルクでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談した。会談は4時間を超えたという。両氏が対面で会談するのは、アンカレジ、チューリヒ、ローマに続き、この2年で4回目となる。

 会談後に明らかにされた情報によると、今回の会談は全体として、中米双方が交流と意思疎通を保つ意向を外部に向けて表明した。米国側が今回発表した議事録は議題に関する内容には全く触れていない。米国側がどの議題で北京に圧力をかけたかがはっきりと示されていた以前の議事録と比べると意味深長だ。

 中米関係は現在、重要な岐路にある。この岐路の特徴は、政策決定者が、どこに向かうかを知る必要があるだけでなく、実際に一歩を踏み出す必要があるということだ。中米関係が直面している主な障害は、覇権主義的思考に慣れて超大国の力を迷信する米国が、絶えず持続的に、非常に自分勝手で独り善がりなやり方で中米関係を元の軌道から外したことにある。中米首脳間で達した重要な共通認識はこれまでのところ、米国内で実行に移されていないばかりか、米国側の行動と米国の指導者の姿勢はそれに背を向けている。

 中米関係の発展は、中国側の一方的な義務ではなく、「米国側が騒動を起こし、中国側がその責任を負う」という非対称のモデルでもない。99歳の誕生日を迎えたばかりのキッシンジャー元米国務長官は英紙「サンデー・タイムズ」のインタビューで、米国にとって「中国を西洋化させる」策略は好ましいものではなく、中米二つの超大国には「災害級の衝突」の発生を共同で防ぐ義務があると指摘している。(CRI論説員)

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