楊潔チ氏、サリバン米大統領補佐官と会談

2022-06-14 12:37:36  CRI

 中国共産党中央政治局委員を務める中央外事活動委員会弁公室の楊潔チ主任は現地時間13日、ルクセンブルクでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談しました。双方は、中米関係やその他の共に関心を持つ問題について率直かつ建設的で突っ込んだ意思疎通と交流を行い、両国の指導者が達した重要な共通認識をしっかりと実行していくことを主たる方向性にして、接触や対話を強化し、誤解や誤審を減らし、食い違いを適切にコントロールしていくことで一致しました。双方はいずれもスムーズに意思疎通のルートを保つことが必要で有益だとの考えを示しました。

 楊主任は、「米国は一時期以来、中国に対して全面的な抑制を強化することに固執しているが、米国自身が直面している問題を解決できないだけでなく、中米関係を窮地に陥れ、二国間の交流や協力を大きく損ねてしまった。この局面は中米双方、また世界各国の利益に合致しない」と指摘しました。

 楊主任はまた、「中国としては中米関係を競争と定義することに断固反対する」と表明しました。

 さらに、台湾問題は中米関係の政治的基礎にかかわると強調した上で、「米国側はいかなる誤審や妄想も抱いてはならない。『一つの中国』の原則や中米間の三つの共同コミュニケを厳守し、台湾問題を慎重かつ適切に処理しなければならない」と述べました。そして、楊主任は新疆や香港、チベット、南海、人権、宗教などの問題について中国側の立場を表明しました。

 双方はウクライナや朝鮮の核問題などの国際問題や地域問題についても意見を交換しました。(藍、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集