中国、高オクタン価の95号ガソリン価格「1リットル=10元」時代突入も

2022-06-13 14:01:39  CRI

 最近の国際情勢の影響により、原油先物の上昇傾向が明確になっています。8日のブレント原油先物の終値は1バレル123.58ドルで、この3カ月の最高値を記録しました。 

 国際原油価格の上昇を受けて、国内では前回の価格調整後、一部の地区で92号ガソリンの価格が初めて1リットル当たり9元(約180円)の大台を突破しました。15日午前0時から新たな価格調整が行われます。一部地区では高オクタン価の95号ガソリンの価格が1リットル当たり10元(約200円)の大台を突破して史上最高値を更新する可能性があるとの予測も出ています。 

 既存の国内石油製品価格の定価規則に基づき、国内石油製品の価格と国際の価格には連動メカニズムがありますが、国内価格は国際価格の変化に伴って限りなく上昇することはありません。国家発展改革委員会の関係者によりますと、国際価格の上昇が続いても、1バレル130ドルを超えない場合は、国内の石油製品価格はメカニズムによって正常に調整されます。1バレル130ドルを超えた場合は、「石油価格管理方法」の規定に基づき、生産者と消費者の利益を同時に考慮し、国民経済の安定した運行を維持する原則によって、適切な財政・税収政策を講じて石油製品の生産と供給を保障します。ガソリンとディーゼルの価格は原則として上昇しないか、やや上昇することになります。(玉華、柳川)

ラジオ番組
KANKAN特集