1‐5月の中国一般世帯の預金額、約157兆円増加

2022-06-13 20:41:30  CRI

 

 中国の中央銀行である中国人民銀行が発表した5月の人民元預金データによりますと、今年5月の人民元の預金額は3兆400億元(約60兆7000億円)増加し、前年同期比4750億元(約9兆5000億円)増となりました。このうち、一般世帯の預金は7393億元(約14兆8000億円)、非金融企業の預金は1兆1000億元(約22兆円)、財政的預金は5592億元(約11兆1700億円)、非銀行業金融機関預金は2568億元(約5兆1300億円)、それぞれ増加しました。

 注目点は、1‐5月に一般世帯の預金が計7兆8600億元(約157兆円)増加し、前年同期比50.6%の伸びを示したことです。しかし一方で、5月の一般世帯向け中・長期的貸付額は前年同期比で3379億元(約6兆7500億円)減少し、企業向けの中・長期的貸付額も前年同期比977億元(約2兆円)減少しています。

 これについて専門家は、繰り返す新型コロナウイルス感染症の流行を背景に、市民の消費意欲が低下し、貯金志向が高まっていることを反映しているとみています。

 また、国家統計局の発表によりますと、4月の社会消費財小売総額は前年同期比で11.1%減少、1‐4月の社会消費財小売総額は前年同期比0.2%減少したということです。(Lin、MN)

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