北京
PM2.577
23/19
中国各地は小麦の収穫シーズンを迎え、塩類アルカリ土壌で育つ夏穀物の豊作が期待されています。
淡水資源が乏しく、土壌のアルカリ化が深刻な地域では、かつて1ヘクタールあたりの小麦生産量は3トンにも満たない状態でしたが、塩類アルカリ耐性の品種を導入したことで、状況が一変しました。
中国北部の河北省滄州市では、干ばつと塩類アルカリ土壌に強い「滄麦6005」を育てています。今年は1ヘクタールあたり6トン以上を収穫できると予想されています。
中国東部の江蘇省塩城市浜海県では、排水・灌漑施設の建設、わらのたい肥化、有機肥料の増量などの方法で土壌の改良が進められました。
中国東部の山東省東営市では、節水できる品種を選んだことで、塩類アルカリ土壌での1ヘクタール当たりの小麦生産量が7トン近くに達しました。