少数民族の独特な端午節の風習

2022-06-06 17:01:30  CRI

旧暦55日は中国の伝統的な祝日である端午節で、漢民族の人々だけでなく、多くの少数民族もそれぞれ特色のある行事で端午節を祝っています。今回の「中国メロディー」では、タイ族の粽祭り、チベット族の花摘み祭、イ族の薬草採りなど、それぞれ特色のある少数民族の習わしや伝統的な民謡をご紹介します。

タイ族の粽包節

毎年旧暦55日、漢民族が端午節を祝う際、タイ族の人々は独自の伝統的な祝日である粽包の節句を祝います。タイ族の粽包は漢民族の粽に似た食べもの、青々とした笹や茅の葉で、もち米、落花生、ベーコンをさまざまな形に包んで、い草で縛って蒸したりゆでたりしたもので、非常においしいです。

でもお祭りの日に、若ものたちが一番楽しみにしているのは、恋歌の掛け合いです。早朝、タイ族の青年男女は祝日の晴れ着に身を包み、村の広場の木の下に集まって恋歌の掛け合いを始めます。若者たちは粽包を自分の好きな娘に投げ、娘は若者に気があるなら、粽包を拾い、二人は手をつないで静かな場所を探し、互いに心の中を打ち明けます。夕日が沈むころになると、恋人たちが別れを惜しんでいる姿が見られます。

チベット族の花摘祭

甘粛省と四川省の境に暮らすチベット族の人々は毎年旧暦54日と5日に盛大な花摘み祭を開催します。この祭りでは水汲み、花摘み、祝福が主な行事となっています。

祝日の朝、人々は先を争って泉を汲み、体を清めます。花摘み祭りの初日に太陽の光に照らされた湧き水は、吉祥と健康をもたらすと言われています。

続いて、村の娘と若者たちは祝祭日の晴れ着を着て美味しい料理を持って四十里離れたアリカン山に花を摘みに行きます。出発には村の老若男女全員が見送りに来ます。

翌朝、太陽の光が山の斜面を照らすと、美しい花輪が飾られ、籠いっぱいの花や薬草を背負った娘や若者たちが、満を持して村に帰ってきます。村の入り口で待っていた村人たちは美味しい酒をふるまって娘たちをもてなします。みんなで手をつないで大きな輪を作り、澄んだ馬の鈴の音の中で陽気な輪踊りを踊り、踊りながら歌います。歌と踊りが終わった後、皆で美味しい酒を交わし、祝福を送り合うのです。

イ族の都陽節

旧暦55日はイ族の伝統的な祝日、都陽節で、都陽節の日にはイ族の村寨ではどの家の門前にも菖蒲やヨモギが飾られています。

雲南省の小涼山一帯では、イ族の人々が都陽節に薬草を採りに出かける風習があります。朝の光が村に降り注ぐと、老若男女が薬籠を背負い、鍬を担いで、山の上へ薬草を採りに行きます。都陽節で採った薬草は最も効き目が良いと言われているため、高い山や深い谷を問わず薬草を採りに励む人の姿が見られます。

実は端午節の日、一部の地域では漢民族も登山や遠足をして健康を祈る風習があります。これはイ族の薬草採りの風習とは異なりますが、人々の健康への期待には相通じるものがあります。

番組の中でお送りした曲

1曲目 鳳凰情歌(ほうおうじょうか)

歌詞:

鳳凰よ鳳凰

私は鳳凰に想いを託す

あなたはなかなか会いに来ない

私は花束で思いを寄せている

なぜあなたはまだ会いに来ないのか

2曲目 花児(はな)

 この歌はチベット族の青年男女が輪になって歌いながら踊り、祝祭日を祝う歌で、その素朴で高らかな歌声は生活への愛情に満ちています。

3曲目 不要怕(恐れるな)

このイ族民謡は素朴で感動的で、イ族の人々の強靭さと粘り強さを表現しています。「どんなに困難にぶつかっても、恐れることはありません。すべては過ぎ去ります。春はもう近いのです!」

歌詞:

風が吹いて

雨が降ってきた

木の葉が黄色くなり

春が去って秋が来る

時は流れ

歳月が移り変わる

怖がらないで 怖がらないで

痛みも苦難

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