中国初の中越鉄道「快速通関」貨物列車が運行

2022-06-02 13:09:04  CRI

 900トン以上のポリ塩化ビニル樹脂を満載した中国とベトナムを結ぶ定期貨物列車「中越班列」(重慶―イエンビエン)が5月31日、重慶の団結村中心駅を出発し、中越班列の税関管轄区を跨ぐ双方向「鉄路快通(鉄道快速通関)」時代が正式に始まりました。 

 貨物は全て青海省から鉄道で重慶市に集められたもので、中越班列でベトナムのイエンビエンまで運ばれます。コンテナ34個で、貨物価値は748万3000元(約1億4500万円)とのことです。 

 「鉄路快通」とは「鉄道快速通関」モデルのことで、中国税関総署が近年、鉄道輸出入貨物輸送の通行効率と通関利便化水準を高めるため、輸送コンテナ貨物に対して打ち出した新型の監督管理業務モデルです。コストが低く、時効が速く、利便性が高いという特徴があります。 

 「鉄路快通」モデルにより、通関申告書費用の節約や機械による戸棚つり作業のコストダウンだけでなく、通関地での滞在費の発生も回避しました。列車は駅に到着してから1時間ほどで通過でき、通関時間を24時間以上節約でき、1箱当たり平均200元(約4000円)ほど節約できます。 (非、柳川)

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