中国が締結した自由貿易協定、10年間で2倍近くに増加

2022-06-02 14:25:23  CRI

 2011年には10件だった中国と各国が締結した自由貿易協定(FTA)の数は2022年にはその2倍に近い19件にまで増加ました。自由貿易パートナーとの貿易額が貿易総額に占める割合は2011年の17%から35%にまで増えました。これらの協定は双方に確実な利益をもたらしています。

 

2021年の中国-ASEAN博覧会では、カンボジアのジャスミンライスが人気を集め、よく売れた

 中国とASEANが締結したFTAや今年になり発効した域内包括的経済連携協定(RCEP)の恩恵により、ASEAN諸国の農産物は迅速かつ便利に中国人民の食卓に運ばれるようになりました。タイやマレーシアなど東南アジア諸国からの果物は現在、収獲されてから中国の売り場に運ばれるまで、最速の場合には1日もかかりません。2022年第1四半期(1-3月)の中国・ASEANの貿易総額は前年同期比8.4%増の1兆3500億元(約26兆2070億円)に達しました。ASEANは改めて中国にとっての最大の貿易パートナーとなりました。

 モーリシャスで作られたサトウキビジュースを原料とするラム酒

 2021年年初には、中国とモーリシャス間のFTAが正式に発効しました。同協定は、中国とアフリカ諸国が締結した初のFTAです。協定発効後には、ラム酒やサトウキビ糖、特色ある果物、様々な海産物など、モーリシャスの特色ある商品の中国への輸出が増加し、これまで以上に多くの中国人の食卓に並ぶことになりました。(藍、鈴木)

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