Aちゃん!端午節のちまきで魔除けしよう!

2022-06-02 12:06:25  CRI

 もうすぐ中国の端午節です。中国では戦国時代、楚の家臣の屈原が失意のうちに汨羅江に身を投げたのが5月5日で、後世の人がこれを供養したのが端午節であるという縁起伝説が広く知られています。中国の人々は端午節に、体が病魔の被害を受けないように祈ってきました。そのため、端午節にヨモギや菖蒲を玄関にを掛けて魔除けを行う風習もあります。


 端午節といえば“ちまき”!中国には様々なちまきがあって、こし餡をもち米で包み、竹の葉で包んで蒸したり煮たりして作る甘口のちまきがあります。中国ではもち米と一緒に豚肉やタケノコ、シイタケなどをしょう油で甘辛く味付けしたものを「肉粽」(ロウツォン)と呼びますが、日本では「中華ちまき」とも呼ばれていますね。

 端午節のちまきについては、南方の人はしょっぱいちまきを好む傾向があり、北方の人は甘いちまきを好む傾向があります。ちまきの学問は奥が深く、その甘辛論争は絶えません。

 実はこれは中国人の食習慣が関係しています。普段、中国の北方の人々は麺類を主にしているので、もち米を包んだちまきは一般的に食後のデザートだと考えられています。南方の気候は湿気があって蒸し暑く、水稲の成長に適していて、人々は米を主食とすることが多いので、ちまきは主食とされ、しょう油味のちまきが好まれるのも納得できますね。

 とはいえ、Aちゃんは肉のちまきが大好物です。お肉の入ったしょう油味のちまきを食べて、コロナの病魔からからだを守りたいと思います!

 みなさんが好きなちまきはデザート派それとも主食派ですか?コメントくださいね!

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