北京
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国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長
国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は現地時間5月31日にメディアの取材に応じた際、「ロシアは世界のエネルギーシステムの礎であり、ロシアとウクライナの衝突と西側諸国のロシアに対する制裁により、世界は石油、天然ガス、電力の三つの危機に直面している」とした上で、「夏が近づき、米国や欧州では燃料不足の危機が発生する可能性がある。中でも、軽油、ガソリン、灯油が同時に供給不足となることが予想される。特に、原油だけでなく石油製品も輸入に頼っている欧州では、その傾向が顕著だ」と述べました。
また、ビロル事務局長は「現在のエネルギー危機は1970年代や80年代の危機よりも規模が大きく、長期化するだろう」と警告しました。(ミン・イヒョウ、野谷)