【CRI時評】中国と太平洋島しょ国の安保協力に「不安」感じるのは米豪など一部の国だけ

2022-06-01 09:38:01  CRI

 中国の習近平国家主席は30日、第2回中国・太平洋島しょ国外相会合に寄せた書面あいさつで、中国と太平洋島しょ国の協力は実り豊かな成果を収め、南南協力と互恵・ウィンウィンの模範となっていると称賛した。
 同日、フィジーで行われた外相会合は、多くの重要な共通認識に達し、中国と関連する国の関係の盛んな生命力を証明した。中国側は、島しょ国との協力の「六つの新たなプラットフォーム」を構築する意欲を表明した。会合後に発表した太平洋島しょ国との相互尊重・共同発展に関する中国の立場文書は、一連の協力ビジョンを掲げ、中国の島しょ国との協力に新たな動力を注ぎ込んだ。
 しかし、米国やオーストラリアなどは、覇権主義と強権思考にこだわり、長期にわたり太平洋島しょ国を自分たちの「裏庭」「勢力圏」として扱い、太平洋島しょ国が協力パートナーを自主的に選択するのを許さず、太平洋島しょ国と中国の不断に発展する協力に対しても「不安」を表明している。
 事実、太平洋諸島フォーラムのヘンリー・プナ事務局長が述べているように、中国は太平洋島しょ国にとって重要な対話と発展のパートナーであり、長期にわたり島しょ国の発展に不可欠な貢献をしてきた。双方間の貿易額は30年間で30倍以上に拡大している。中国側はまた長期にわたり島しょ国にいかなる政治的条件も付けない経済技術と医療援助を提供し続けている。
 今回の中国・太平洋島しょ国外相会合で、中国側は貧困削減、気候変動、防災、農業、菌草センターなど六つの新たな協力プラットフォームを持続的に構築していくと宣言した。
 太平洋島しょ国は主権独立国家であり、誰かの「裏庭」ではなく、大国間の駆け引きの道具に成り下がるべきではない。米豪などがアジア太平洋地域で「小サークル」をつくって対抗をあおる中、中国と太平洋島しょ国の深い協力は、アジア太平洋の平和、安定、発展を力強く守るものであり、大国と小国が平等に接し、協力・ウィンウィンできることを示している。(CRI論説員)


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