中国、石油天然ガス生産量が増加

2022-06-01 13:52:34  CRI

 今年に入ってから、中国石油天然ガス集団公司(CNPC)、中国石油化工集団(中国石化、シノペック)などの石油・天然ガス企業は探査を急ぎ、供給を確保しています。1月から4月にかけて、中国の陸上の主な石油・天然ガス生産地の生産量は安定を保ちながら、増加する勢いを見せました。

マナス湖油田

 中国最大の油ガス田である長慶油田は貯蔵量を生産能力と生産量に転換させることを急いでいます。内蒙古自治区のオルドスではこのほど、アジア大陸で最も長い水平坑井水圧破砕の改造が完了しました。現在、長慶油田の1日平均の天然ガス生産量は1億3000万立方メートルを超えています。新疆ウイグル自治区のジュンガル盆地で開発された世界最大の緻密れき油田であるマナス湖油田は1日平均の原油生産量が8200トンに達し、これまでの生産量は1000万トンの大台を突破しています。今年の生産量は初めて300万トンを超える見込みです。

深水大型ガス田「深海1号」

 タリム油田は、このほどタクラマカン砂漠の奥地で、1日の生産量が1000トンを超える深い油井3本の採掘が終わりました。今年に入ってから、1日の生産量が100トンを超える油井の採掘は17カ所で完了しています。1月から4月にかけて、タリム油田が生産した石油・ガスは1187万トンに上り、例年同期の最高を記録したほか、新たな油井の天然ガス生産量は10億立方メートルを超えています。

 陸上の天然ガス生産拡大とともに、海上油田も全力を挙げて作業を行っています。1月から4月まで、中国の海上油田の生産量は153万トン増え、全国の総量の54%を占めました。中国南部の海南島の南側海域にある、中国が独自開発した初の1500メートル級深水大型ガス田「深海1号」は安定を保って高い生産量を確保しており、1月から4月までのガス生産量は10億立方メートルを超えて、前期比71%増だということです。(殷、野谷)

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