北京
PM2.523
3/-2
上海市の新型コロナ予防・コントロールに関する28日の記者会見で、上海市疾病コントロールセンターの孫暁冬副主任は、「現在のデータの初歩的な分析によると、今回の感染拡大において、18~59歳の重症例の中で新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人と追加接種をした人の占める比率はそれぞれ47%と23%で、感染者の全体的な接種率より明らかに低い。ワクチンを接種していない人に比べ、(ワクチンを接種した人が)感染した後に重症化するリスクは90%前後下がった」と述べました。
孫副主任はまた、「60歳以上の重症例の中で、2回接種と追加接種の比率はそれぞれ8%と3%にとどまり、この比率は18~59歳の人たちを大幅に下回った。分析の結果、60歳以上の人の中で2回接種の人が感染後に重症化するリスクは60%以上下げることができ、さらに追加接種を受けた場合、感染後に重症化するリスクは90%下げられることが分かった」と述べました。
新型コロナウイルスの感染拡大に対応するために設けられた国務院共同予防・抑制メカニズムが27日に行った記者会見で発表されたデータによりますと、5月26日現在、中国の60歳以上の高齢者は接種カバー人数が2億2955万3000人、ワクチン接種完了者が2億1760万9000人で、カバー人数と接種完了者数はそれぞれ高齢者人口の86.94%、82.42%を占めており、うち、追加接種をした人数は1億6793万5000人です。(Mou、野谷)
2022年5月、上海の高齢者が新型コロナウイルスワクチンを接種