中国人民銀行など3部門、海外機関投資家の中国債券市場への投資をさらに利便化

2022-05-29 14:57:25  CRI

 中国の中央銀行である中国人民銀行(以下、人民銀)、中国証券監督管理委員会(以下、中国証監会)、国家外貨管理局はこのほど、海外機関投資家による法に基づいた中国の債券市場への投資をさらに利便化するため、銀行間および取引所の債券市場の対外開放を推進するとの共同声明を発表しました。専門家は、「これは中国が債券市場の高度な制度的対外開放を推進するための重要な一歩であり、対外開放に対する中国の確固たる決意を十分に示すものだ」との見方を示しました。
 人民銀の責任者によりますと、「市場参入を許可された海外機関投資家の範囲に変更はなく、手続きはさらに簡素化され、投資可能範囲を取引所債券市場にも広げることができる。市場参入する海外機関投資家は、関連する証明書類などと共に証券口座の開設を申請した後、直接取引所債券市場に投資するか、相互接続方式を通じて取引所債券市場に投資することができます。
 ここ数年来、中国の債券市場の対外開放は積極的な進展を遂げました。今年4月末まで、中国の債券市場残高は138兆2000億元で、2016年から世界第2位をキープしており、計1035社の海外機関投資家が中国の債券市場に参入し、総保有規模は3兆9000億元で、2017年末より225%増加しました。ブルームバーグ、JPモルガン・チェース、FTSE 債券インデックスの3つの国際債券指数供給機関はいずれも中国の債券をその主要債券指数に組み入れています。(MOKU・井上)

ラジオ番組
KANKAN特集