北京
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「民以食為天(民は食をもって天となす)」という言葉からも分かるように、中国人は「食べること」を何よりも大切にしています。
コロナ禍の北京では「店内での飲食禁止」という政策がとられていますが、各飲食店はお店の経営のために、そして利用客のために、努力と工夫で営業を続けています。
今回はそんな、応援したくなるお店をご紹介します。
そのお店とは、たこ焼き屋さん! 鼓楼大街を散歩していた時に、偶然通りかかった「金波亭」というお店です。
そういえば、隔離や自粛が続いて、もう2カ月も日本の味を食べていません。思わず、「日本の料理!買わなきゃ!」と飛びついてしまいました。
日本らしいつくりのお店で、もしかしたら店員さんも日本人⁉と思って話しかけましたが、中国人の方でした。でも、大阪のおばちゃんに負けず劣らず、おしゃべり好きな店員さんです。
いわく、お店のオーナーは日本人で、料理の器具や原料、そしてインテリアの招き猫なども全部、日本から持ってきたものだそうです。
このお店、実はネットで話題の有名店だったようで、コロナ禍前は1日1000人ほどが買いに来ていたのだとか。今はコロナ禍で観光地を歩く人が激減してしまいましたが、「お客さんが1人でも来る限り、店を閉めるわけにはいかない」という考えで営業を続けているのだそうです。
私が買ったのは、たこ焼き6個入り32元(610円)。おいしい!
せっかくなので、テイクアウトでお好み焼きも追加。晩御飯にします。
今はとてもつらい時期だけど、こうした小さなお店が営業を続けてくれているおかげで、ほっと安心できることを実感しました。また買いに来よっと!
店名:金波亭章魚焼(たこ焼き)
営業時間:10:30~22:30
場所:北京市東城区鼓楼大街125号