人工降雨で東北地方の水不足を緩和=中国

2022-05-26 14:01:46  CRI

 春の種まきが始まって以来、中国東北地方の遼寧省、吉林省、黒竜江省と隣の内蒙古自治区では降水が少ないため、トウモロコシやジャガイモ、大豆などの作物の発芽や苗の成長に影響が出ました。中国気象局、国家気象センターとこの4省・自治区の気象部門の指導の下、現地で人工的に雨を降らせ、水不足を緩和させています。

人工降雨ロケットを発射

 中国気象局の統計によりますと、25日午前10時までに、この4省・自治区で計8機の航空機による作業が行われ、地上での作業は284回に上りました。初歩的な推算で、今回の人工降雨がカバーした面積は約24万9000平方キロメートル、累計3億5000万~5億3000万トンの降水量増加につながったということです。自然降水と人工降雨によって、一部地方の干ばつの状況は効果的に緩和されました。(藍、野谷)

ラジオ番組
KANKAN特集