北京
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火星表面での探査任務に就いている中国の火星探査車「祝融号」が18日、砂嵐に対処するためのスリープ状態に入りました。国家航天局が明らかにしました。
地球と比較すると大気の密度が薄い火星にも季節の変化があり、強風や砂嵐などの気象現象が発生します。国家航天局によりますと、祝融号が撮影した3月16日と4月30日の2枚の写真を比較し、祝融号のソーラーパネルの電気変化のデータを分析した結果、火星で現在、強い砂嵐が発生しているとの推定に至ったということです。
科学者たちは、砂嵐によって発電能力が弱まる可能性があることから、祝融号をスリープモードに切り替えることを決定しました。夜間の低温から車体を保護する目的もあるということです。
火星の冬は、日中の最高気温がマイナス20度に、夜間はマイナス100度以下になることもあり、砂嵐が発生する可能性が高くなるとされています。
祝融号が探査任務を再開するのは、火星が春を迎えて環境条件が良くなる12月頃だということです。(RYU、謙)