習主席 世界貿易投資促進サミットで四つの提案

2022-05-19 00:28:33  CRI

 習近平国家主席は18日、中国国際貿易促進委員会創立70周年祝賀大会および世界貿易投資促進サミットにビデオ形式で出席し、祝辞を行いました。

 習主席は「中国貿易促進会の70年の歴史は、中国が対外開放を絶えず拡大しきた表れであり、各国企業が発展のチャンスを共有し、互恵・ウィンウィンを実現させる重要なあかしでもある」と述べました。

 習主席はまた「現在、この百年未曾有の変局とコロナ禍が交じり合い、世界経済のグローバル化の逆流により、世界は新たな動揺の変革期に入った。各国の商工界はより切実に平和的な発展を期待し、より強く公平と正義を呼びかけ、より切実に協力やウィンウィンを追求するだろう」と強調したうえで、四つの提案を行いました。

 第一に、力を結集させ、新型コロナに勝つこと。「人民至上、生命至上」の原則を堅持し、ワクチンの研究・開発や生産、分配について国際的協力を積極的に展開し、世界の公衆衛生管理を強化し、新型コロナと闘う幾重もの抑止ラインをともに構築し、人類の衛生健康共同体の建設を推進していきます。

 第二に、貿易と投資を再び振興させること。新型コロナへの予防・抑制と経済発展の両立を計画し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を全面的に推進し、世界経済を長期的に健全で安定した発展の軌道に乗せるべきです。世界貿易機関(WTO)を核心とする多国間貿易体制を支持し、世界産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定を維持していきます。

 第三に、イノベーションを原動力とすることを堅持していくこと。イノベーション成長の潜在力を掘り起こし、知的財産権の保護を共に強化し、科学技術の発展のために開放的で公平・公正・差別のない環境を構築していきます。イノベーションについての交流や協力を深化させ、科学技術と経済の深い融合を推進し、イノベーション成果の共有を強化していきます。

 第四に、グローバルガバナンスの完全化を図ること。真の多国間主義を堅持し、「共に経営・建設・享有する」というグローバルガバナンスの理念を実践し、世界の資源を動員し、世界的な挑戦に対応し、グローバル発展を促進していきます。公平と正義を理念としてグローバルガバナンスシステムの変革を導いていきます。

 習主席はさらに「中国をハイレベルに開放拡大する決意は変わらない。中国は市場化・法治化・国際化したビジネス環境を持続的に整え、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定をハイレベルに実施し、質の高い『一帯一路』共同建設を推進し、世界の商工界により多くの市場チャンス、投資チャンス、成長チャンスを提供していく」と強調しました。(藍、CK)

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