【CRI時評】台湾の世界保健総会参加を支持、米国のたくらみは自身の政治的信望を傷つける

2022-05-18 14:22:42  CRI

 第75回世界保健総会の開催を控え、米国の政治家は再び、「台湾の参加を支持する」というお決まりの悪だくみをしている。米国の指導者はこのほど、国務長官に対し、台湾の世界保健総会参加に向けて世界保健機関(WHO)オブザーバー資格の回復を後押しするよう求める法案に署名した。これは、中国の内政に粗暴に干渉する動きであり、一つの中国原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定に著しく違反し、国際法と国際関係の基本準則に著しく違反している。

 近年、世界保健総会の開催時期になるたびに、米国の一部の政治勢力は、台湾の「国際的空間」拡大を支援するために騒ぎ立てるが、例外なく壁に突き当たり終わりを迎えている。WHOは主権国家だけが加入できる国連の専門機関だ。国連総会と世界保健総会の関連決議によると、中国台湾地区のWHO活動への参加は一つの中国原則に従って処理されなければならない。台湾地区は2009年から2016年まで、両岸が共に「九二共識(92年コンセンサス)」を堅持した上で、両岸による協議を経て、「中華台北」名義でオブザーバーとして世界保健総会に参加した。これは、一つの中国原則を堅持するという前提の下で、当時の両岸関係の平和的発展という大きな背景の下で行われた特別な配慮によるものだ。

 その後、台湾地区がなぜ世界保健総会から締め出されたのか、米国と台湾当局には分かりきったことだろう。2016年5月の民進党当局発足以来、「台湾独立」の立場をかたくなに堅持し、「九二共識」を認めないため、台湾地区の世界保健総会参加には政治的基盤が存在しなくなった。

 台湾問題は中米関係における最も重要で最も敏感な問題であり、中国の核心的利益に関わる。米国は、中国に対する政治的約束を守り、一つの中国原則の空洞化をやめ、両国首脳間の共通認識を確かなものとすべきだ。台湾問題における言行不一致は、米国の政治的信望をさらに衰えさせるだけだ。(CRI論説員)

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