北京
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5月17日は「世界電気通信の日」と「世界情報社会の日」の二つの国際デーを合わせた「世界電気通信および情報社会の日」です。
デジタル技術の発展に伴い、人類は全く新しい情報社会を迎えています。通信・情報技術は人々の暮らしに多くの便利をもたらす一方、時間と空間の枠を突破して、より大きな想像の空間を提供してくれます。デジタル技術は人間味のない堅苦しい技術ではなく、数千年にわたる人類の夢を現実に変え、夢に見た未来像を目の当たりにしてくれます。芸術・生産・建築などの各分野で全く新しい美意識と体験をもたらし、想像以上の楽しみを提供してくれています。中国で成長しつつあるデジタル技術の魅力をいくつかの写真でお楽しみください。
まずは昨年の夏にさかのぼります。2021年7月27日に北京市内で「敦煌との巡り合い 光と影の芸術展」が開催されました。200枚以上の敦煌の壁画作品がデジタル技術によって再現され、敦煌から数千キロも離れた人々に敦煌の芸術や文化を近距離で堪能できる没入型体験をさせました。
今年1月3日には北京市内で超大型デジタル映像「タイムスリップした中国・大運河」が一般公開されました。5分間にわたる映像が、長さ25メートル、幅3メートルのスクリーンに映し出され、1700以上の人物や200隻余りの船舶などが、中国の京杭大運河の歴史と文化を生き生きと物語りました。
魔都・上海では、夜間にデジタル技術による「花の海」がライトアップされ、ガラスカーテンウォールの反射効果による華麗な演出が幻想的な雰囲気を醸し出しました。
上海市宝山区のイノベーションパーク「智慧湾科創園」では、中国初のコンクリート3Dプリント技術によって建設された図書館が話題となっています。
今日の中国では、生産面でもデジタル技術が大役を果たしています。浙江省兆豊の工場では、技術者がデジタル制御センターで車輪ベアリングの自動化生産をリアルタイムでモニタリングしています。
江蘇省南通市の恒力(南通)産業園では、紡績工場がデジタルスマート設備によって生産の全過程が管理され、産業ロボットが自動生産ラインで働き、低コストかつ高効率の生産を実現しています。(Lin、柳川)