北京
PM2.577
23/19
商務部がこのほど、中国がこの10年間に調印した自由貿易協定に関するデータをまとめました。それによりますと、10年前と比べて、その数は2倍近くに増加したうえ、質においても多くの新しい特徴が現れたとのことです。
中国は2012年以降、新たに9つの自由貿易協定に調印しました。その大部分はゼロ関税商品の占める割合が90%以上に達し、中には97%に上るものもあります。
サービス貿易分野では、世界貿易機関(WTO)加盟時に100部門の開放を約束し、今年初めに発効した「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」では22部門の開放が追加されています。これについて商務部の王受文副部長は、「投資分野では、ネガティブリストの形をとることで、製造業、農業、鉱業などにおけるより高いレベルの開放を約束している」と述べました。
さらに、王副部長は、「今後、『環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定』と『デジタル経済パートナーシップ協定』への加盟に引き続き力を入れていく。同時に、中日韓自由貿易協定の他、湾岸協力会議やイスラエル、エクアドルなどとの自由貿易協定の交渉をさらに促していく」と中国の姿勢を強調しました。(朱、野谷)