【CRI時評】外資にとって中国は依然魅力的な投資先

2022-05-14 12:58:30  CRI

 中国商務部が12日に発表したデータによると、今年1〜4月の全国の実行ベースの外資利用額は前年同期比20.5%増の4786億1000万元(約9兆円)だった。そのうち、技術産業の投資導入は前年同期比45.6%増で、平均伸び率を25.1%上回った。契約ベース外資利用額1億ドル以上の大型プロジェクトは新たに185件増え、1日あたり1.5件の外資大型プロジェクトが実施されたことになる。これらはいずれも中国の外資誘致が速い伸びで、十分な利益が見込め、大規模プロジェクトが安定的に実施されているという鮮明な特徴を十分に示している。

 国内外でコロナの感染拡大が繰り返され、国際情勢の不確定要素の増加など予想を上回る要因を前にして、外資が「足による投票」を行なったことは、中国が依然外資にとって魅力的な投資先であることを証明している。

 この2年間、感染症の衝撃と世界の産業チェーン・サプライチェーンの調整の影響を受け、世界の海外直接投資は変動が比較的大きいが、中国の外資利用は一貫して安定成長を維持している。今年1〜4月の中国の資金導入実績は、この良好な態勢を保った。「外資撤退論」を騒ぎ立てる人がいるが、自分が恥をかく結果になるだけだということを事実が証明した。

 外資はなぜ中国への期待が揺らがないのか。中国の市場と経済成長は、多国籍企業を最も引き付ける2つの要因だ。

 幾多の試練に直面しているが、中国経済の長期によい方へ向かうというファンダメンタルズには変化がない。安定した成長環境の中で、外資系企業が得ているのは、より多くの安心感だ。同時に、中国の巨大市場の優位性は外資企業に安定的なリターンをもたらし、先行きに対する自信を深めた。また、中国は長年、ハイレベルの対外開放を絶えず拡大しており、特に「外商投資法」の実施など制度型開放に継続的に力を入れ、外資の中国でのビジネスの利便性などの要請に積極的に応え、外資の中国での発展にも安心を与えている。(CRI論説員)

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