「探索2号」が帰航、深海原位置実験室の洋上試験完了

2022-05-13 13:55:25  CRI

 科学調査船「探索2号」は5月11日、有人潜水艇「深海勇士号」を搭載して帰航し、2022年度の深海原位置実験室の南海冷泉区における洋上試験を無事完了しました。

 原位置実験室は陸上の複数の大型設備を小型化、水中化しており、統一した集積プラットフォームに相当します。長期間にわたる水中での設置や、自主運行とスマート意思決定が可能で、深海で実験と探査を行うことができます。

 深海原位置実験室は複数の科学研究機関が共同で参加しています。複数の高性能センシング・探査設備を搭載し、今回の洋上試験によってシステムと設備の水中性能及び長期稼働の信頼性を検証しました。

 また、有人潜水艇「深海勇士号」は南海冷泉区で冷泉流体浸出の生態環境教育を展開したほか、科学調査では海馬冷泉区及びその北東方向で新たに発見された2カ所の活動冷泉区にある重要な流水堆積物質と生物のサンプルを採取しました。

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