北京
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福建省文物局は11日、同省科学技術館に保管されている恐竜の卵の化石から、これまでで最も完全な状態にあるハドロサウルス科の胚が確認されたことを明らかにしました。
胚が確認された卵は長軸の長さが約9センチの楕円形で、胚の部分が全体の約40%を占めています。この卵は中国南東部、江西省から発掘され、今より6600~7200万年前のものとみられます。胚の頭蓋骨や脊椎、足の骨格からハドロサウルス科と判断されたということです。
ハドロサウルス科の恐竜は白亜紀末期に生息した大型の草食恐竜で、カモのような平たいくちばしを持つことから、カモノハシ竜とも呼ばれています。