中国1～4月の対外貿易輸出入 ASEAN・EU・アメリカ間で増長の勢い示す

　中国税関総署は9日、今年1～4月期の中国の対外貿易輸出入総額が前の年の同じ時期と比べて7.9%増え、12兆5800億元（約243兆7300億円）となったことを明らかにしました。

　税関総署の統計によりますと、1～4月、中国の対外貿易の構造は引き続き最適化されました。中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）間の輸出入額は7.2%増え、1兆8400億元（約35兆6400億円）に達し、ASEANが引き続き中国の最大の貿易相手国となっています。このほか、中国・欧州連合（EU）間の輸出入額は6.8%増え、1兆7300億元（約33兆5100億円）、中米間の輸出入額は8.7%増え、1兆5600億元（約30兆2200億円）となり、いずれも増長の趨勢を示しています。

　また、「一帯一路」沿線諸国との間の輸出入額は15.4%増加、地域的な包括的経済連携（RCEP）加盟国14か国との輸出入額は3.9%増加となりました。