科学調査船「探索2号」、海底沈積物や岩石、生物のサンプルなど携え帰航

2022-04-27 12:32:10  CRI

 中国の科学調査船「探索2号」が2022年の南海北部典型地域の海洋環境調査における第1段階の任務を終えて、有人深海潜水船「深海勇士号」を搭載して26日に帰航しました。

 今回の調査は、中国科学院深海科学・工程研究所が実施したものです。海洋環境の調査を行うと同時に、最新開発の磁力計や水中テレビカメラ装置などに対する海上試験も実施しました。

 水深1573メートルから3689メートルまでのさまざまな地点で沈積物や海底の水、岩石、生物のサンプルなどを入手したほか、海底地形の画像も取得しました。また、水深2357メートルの地点で全長約1.6メートルのイカの整った形の死骸を発見しました。画像などを分析したところ、希少なヒロビレイカである可能性もあるということです。 (玉華、野谷)

水深2357メートルの地点で発見された全長約1.6メートルのイカの死骸

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