アルテミシニンは抗マラリアの貢献示す中国の「名刺」

2022-04-26 14:45:23  CRI

アルテミシニンを利用した抗マラリア薬

 4月25日は「世界マラリア・デー」です。今年はアルテミシニンが発見されて50周年に当たります。アルテミシニンは世界でのマラリア予防・治療のために大きく貢献しました。中国のアルテミシニンおよびアルテミシニンを利用した、抗マラリア援助プロジェクトは援助対象国や国際社会から高く評価されています。

 25日には、北京市内で「アルテミシニン発見50周年および人類衛生健康共同体の共同構築に寄与する国際フォーラム」が開催されました。国家国際発展協力署の羅照輝署長は同フォーラムで、「アルテミシニンは、世界における抗マラリアの援助を示す中国の“名刺”だ」と述べました。

 中国は近年来、アルテミシニン薬提供や人材育成、医療チーム派遣、現地での抗マラリア・センターの建設などを通じて発展途上国の抗マラリアを支援してきました。これまでに実施した抗マラリア援助プロジェクトは300件以上で、30カ国でマラリア予防・治療センターの建設を支援し、72の国と地区へ延べ2万8000人の医療関係者を派遣し、発展途上国で関連技術者数万人を育成しました。

 世界保健機関(WHO)のまとめによれば、アフリカではサハラ砂漠以南の地域だけで、約2億4000万人がアルテミシニンによる併用療法の恩恵を受けました。(玉華、鈴木)

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