2021年、成人中国人の平均読書量は紙書籍が4.76冊、電子書籍が3.3冊

2022-04-23 17:17:14  CRI

 中国新聞出版研究院は4月23日、北京市内で開催された第1回全民読書大会において、第19回全国国民読書調査の結果を発表しました。2021年には成人中国人1人当たりの通年読書量は紙版書籍が4.76冊、電子書籍は3.3冊で、いずれも前年より増えました。

2021年には各方式の閲読率が安定して増加

 2021年に成人中国人の各方式の総合閲読率は前年比で0.3ポイント上昇の81.6%でした。うち紙書籍の読書率は59.7%、電子書籍への接触率は79.6%で、2020年より上昇しました。新聞の閲読率は24.6%、定期刊行物の閲読率は18.4%で、2020年よりやや低下しました。

 紙書籍の1人当たり読書量は4.76冊

  2021年における成人中国人1人当たりの紙書籍の通年読書量は4.76冊で、2020年の4.70冊を上回りました。1日当たりの読書時間は前年比1.01分増の21.05分でした。また、成人中国人の11.9%が通年で10冊以上の紙の本を読んでいます。中国の都市部住民の図書読書率は68.5%で、農村部住民の図書読書率は50.0%でした。

 中国人の約8割がスマホで読書 、3割超は「聴く本」を利用

  成人中国人の電子書籍利用者のうち、60歳以上は7.2%、18-59歳は92.8%でした。成人中国人の77.4%がスマートフォンを使って読書をしていました。1日当たりの携帯電話に接した時間101.12分で、32.7%が聴く本を利用しました。1人あたりの電子書籍の通年閲覧数は3.30冊でした。

 0—17歳の未成年者の読書状況は良好

 2021年の0~17歳の未成年中国人の通年平均読書量は前年比0.22冊増の10.93冊でした。0~8歳の子供がいる家庭のうち、日ごろから子供と共に本を読む習慣がある家庭は前年比1.5ポイント増の73.2%に達しました。(MOKU、鈴木)

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