北京
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ボアオ・アジアフォーラムの年次総会の開幕式が21日午前、海南省中部の東海岸に位置する都市・ボアオで行われました。
21年目となる今回の年次総会のテーマは「感染症と世界:グローバル発展の推進と共通の未来の構築」で、新型コロナの早期収束に向けて、世界各国の経済発展の共同促進、団結と協力、グローバル・ガバナンスの改善について話し合いが行われています。フォーラムの会期は20~22日で、オンラインとオフラインを組み合わせた方式が採用され、42の国と地域から600人以上の代表がオフラインで、約400人の代表がオンライン形式で参加します。
習近平国家主席はビデオ形式で開幕式に出席し、「過去数十年の間、アジア地域は全体的に安定を維持し、経済は急速な成長を続け、『アジアの奇跡』を成し遂げた。アジアが良くなることで世界はより良くなる」と述べたうえで、「引き続きアジアを発展・建設し、アジアの強靭性、知恵、パワーを示して、世界の平和と安定を維持するアンカー、成長の原動力、協力の新たな高みを作り上げるべきだ」と指摘しました。
オンライン形式で分科会に参加した森清特許庁長官
ボアオ・アジアフォーラムの開催にあたり、日本からは特許庁の森清長官が20日に行われた「アジア知的財産権:トレンドとチャンス」と題した分科会にリモートで参加し、気候変動対策技術の開発と普及を推進させるための日本の取り組みなどについて紹介しました。さらに、ボアオ・アジアフォーラム諮問委員会の主席を務める福田康夫元首相は、21日夜に行われる世界情勢をテーマとした分科会にリモート参加し、発言する予定です。(取材・写真:RYU 張)