優しい宜昌の人と優しい宜昌の辛さ

2022-04-19 16:07:30  CRI

 今回は湖北省宜昌市についての最終回です。

 今まで、宜昌市の有名なカフェと観光ポイントを紹介しましたが、最終回では、この旅をちょっとまとめたいと思います。

 北京市から宜昌市への高速列車は1日1回しかなく、1300キロ前後の距離で、6時間半ぐらいかかります。

  宜昌市に到着したのは6日の夜7時半。20分かかって、PCR検査を受けて、やっと駅から出られました。   

 ホテルに入ったのは夜9時、晩ご飯を食べたくないので、出前アプリで果物を注文しました。意外だったのは、30分後、運送ロボットが出前を部屋まで届けてくれたことです。面白かった。

 ここで、「魚豆吉」と「自己人」という2つの料理店を皆さんに紹介したいです。

 「魚豆吉」は魚の鍋料理が自慢のお店です。この鍋料理、写真の通り、辛い鍋と真ん中の「豆乳鍋」からなっています。辛い食べ物が苦手な私は「優しい辛さ」を頼みました。

 日本のピリ辛と中辛の真ん中の辛さでした。唐辛子の香りはしますが、そんなに辛くはありません。新鮮な魚と野菜を煮込んで、舌鼓を打つほどおいしかったです。チャンスがあれば、ぜひ1度食べてみてください。

 次は「自己人」です。フルネームは「自己人・煮熟的鸭子(煮込んだ鴨)」。

 このお店の看板メニューは「鴨のトウガラシ炒め」と「肥魚のスープ」です。魚料理が好きな私はスープを注文しました。肥魚というのは宜昌市でとれるナマズで、肉が多く、骨が少ないのが特徴です。肥魚を煮込んで作るスープはミルクのように白く、濃厚です。

 最後に、どうしてもお伝えしたいのは、「宜昌市の人って、本当に熱心で優しくておしゃべり好きだ」ということです。宜昌市には夷陵区という地区がありますが、夷陵の人と言えば、昔から「熱心で優しい」というイメージで知られているので、「なるほど!本当だ!」とちょっと感動しました。

 宜昌市は大きな都市ではありません。しかも、他の南地方の都市より、特別に目立った場所でもありません。しかし、ここには三峡ダムがあり、おいしい料理があり、優しい人々がいますので、遊びに行く甲斐があると思いますよ。コロナ禍が終わったら、皆さんにも訪れてほしいおすすめの場所です。

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