振袖姿のAちゃん　満開の桜に願いを

　あっという間に春の日差しが注ぎ、桜が咲き誇る季節が近づいてきました。いつものように会社の庭では桜の木が満開を迎えています。日々の気温や翌日の天候と同じくらい、開花日の予想に一喜一憂するのが、この季節ではないでしょうか？桜といえば、その種類の多さも特徴ですが、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラ、カワヅザクラなど、その種類は日本だけで600種を超えるともいわれています。

　うちの会社の庭に植えられた桜はソメイヨシノです。原産地が日本であるこの桜は、「長野県北京放送を聞く会」並びに「長野中国語を学ぶ会」の皆さんが元CRI新局舎の落成記念に苗木20本を北京に持ち込んで寄贈されたものです。

　春の名物となった満開の桜は、会社で働いているスタッフだけでなく、周りの住民にとってもこの季節を楽しむうえで貴重な風景となっていることでしょう。

　桜をただの花ではなく、思い人や変わりゆく人の心などを重ねて、物思いにふけるのは、昔も今も変わらないのかもしれません。とはいえ、新型コロナ感染の状況が3年目に入り、最近中国各地でも新型コロナ感染者が出ており、Aちゃんも心配しています。満開の桜の下で新型コロナの終息を心から祈っております。中国の人々も日本の人々も、世界の人が無事でありますように…