中国の医療施設、相次いで終末期ケア・医療サービスを提供

2022-04-12 11:21:48  CRI

 近年、中国の医療施設は相次いで終末期ケア・医療サービスを提供し、終末期を迎えた患者や高齢患者の身体的、心理的、精神的苦痛を緩和し、患者がより快適に、尊厳を持って死を迎えることを支えています。

△終末期ケア・医療外来で医師に相談する患者と家族

 計画によりますと、北京市は2025年までに各区に少なくとも1カ所の終末期ケア・医療センターを設け、市内の医療施設に設置されるベッド数を1800床以上に増やすということです。 

 北京海淀病院は中国で最も早い時期に終末期ケア・医療サービスを提供した病院の一つで、多くの終末期の患者がこの病院で人生の最期を迎えました。海淀病院は今年、50床の専用ベッドを増設する予定です。 

 北京協和病院はこのほど、高齢医学科、国際医療部、心理医学科、中医科、看護部、終末期ケア・医療チームおよびアロマセラピーチームからなる終末期ケア・医療外来を新設し、終末期を迎える患者に全面的な医療ケアを提供しています。 

 2020年末までに、全国では終末期ケア・医療科を設置した医療施設は510カ所に達し、91の市(区)がモデル事業に参加しています。(ZHL、野谷)

 

 


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