北京
PM2.577
23/19
北大西洋条約機構(NATO)事務総長がロシア・ウクライナ紛争における中国の立場を非難したことを受け、中国外交部の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、中国側に対する挑発的な発言を直ちに停止するようNATOに促したと述べたうえで、「NATOは欧州を混乱させたのだから、これ以上アジアを混乱させ、世界を混乱させてはならない」と指摘しました。
報道によりますと、4月6日から7日まで開催されたNATO外相会議の期間中、NATOのストルテンベルグ事務総長はロシアのウクライナ侵略行為を非難する意思が中国側にないことを非難しました。
これに対し趙立堅報道官は「NATOは自らを『防御的組織』と口先で称し、実際には絶えず問題を起こし、対抗を作り出している。NATOは他国に国際関係の基本準則を遵守するよう求めているが、主権国家に対して恣意的に戦争を起こし、罪のない民間人が命を落とし、流浪している。NATOは北大西洋地域の軍事組織であるのに、近年はアジア太平洋地域に出てきて威張り散らし、対立をあおっている。国際社会はこれを強く警戒し、断固反対すべきだ」と述べました。(HJ CK)