【CRI時評】当面の急務は早期停戦

2022-04-07 10:07:31  CRI

 国連安全保障理事会が5日に開いたウクライナ情勢を巡る公開会合で、「ブチャ事件」が焦点となった。中国の国連大使は、ウクライナ情勢の沈静化と早期停戦は国際社会の切実な期待であり、中国側の強い願いでもあると強調した。

 「ブチャ事件」を巡り、ロシア・ウクライナ双方ともおのおの自分の言い分を主張している。ウクライナメディアはこのほど、ウクライナの首都キーウ近郊のブチャで民間人の殺害が起きたとする画像や映像を公開し、ウクライナ政府はロシア軍によるものと非難した。ロシアは断固否定し、いわゆる「犯罪の証拠」はロシア軍が撤退した後、ウクライナの軍とメディアが到着した後に出てきたもので、ウクライナが西側メディアのために演出したものと主張。そのことを示す証拠を安保理に提出した。

 ロシア・ウクライナ双方の主張が異なっていることを踏まえ、国連は独立した客観性の高い調査団をウクライナに派遣すべきだ。真相が明らかになるまで、関係各国は冷静さと自制を保ち、先入観にとらわれてはならず、戦争激化を防がなければならない。

 しかし、米国など西側の一部の国は、調査結果を待つどころか結論をあらかじめ設定して、ロシアを標的とした一連の行動を起こしている。「ブチャ事件」はロシアとウクライナによる交渉が前向きに進んでいた時に発生したことから、衝突が終結することを望まない一部の勢力による「妨害」の可能性も排除できないとの分析もある。

 人道問題は政治化されるべきではない。中国は、民間人への襲撃は受け入れられず、起きるべきでもなく、事件に関する状況と具体的な原因は究明されなければならないと考えている。調査結果が公表されるまで、関係各国は政治上の目的から火をつけ油を注ぐのを避けなければならない。それが不幸にも殺害された民間人に対するせめてもの敬意であり、さらに多くの人道問題が引き起こされるのを防ぐためのあるべき態度でもある。(CRI論説員)

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