海南省で中国初のスマート深海石油・ガス貯蔵センターが稼働

2022-03-31 12:02:13  CRI

 中国初のスマート深海石油・ガス貯蔵センターが30日、中国南部・海南省の「中国海油海南埠頭」で本格的に稼働を開始しました。これは中国の深海石油・ガス資源探査開発サプライチェーン保障システムがほぼ整備されたことを意味しています。 

△中国初のスマート深海石油・ガス貯蔵センターの立体的スマート倉庫

 今回完成した大型立体的スマート倉庫の敷地面積は約7000平方メートルで、業界内で最大規模を誇り、技術も業界トップレベルに達しています。倉庫容量は改造前の1.9倍に達し、物資貯蔵に標準的な容器を導入しました。また、従来の貯蔵モデルと比べて管理人員の規模は大幅に縮小し、倉庫完成後となる今年の貯蔵物流総合コストは300万元(約5700万円)以上削減できると見込まれています。 

 深海石油・ガス貯蔵センターの建設においては、デジタルツイン技術を活用して倉庫のレイアウトや設備状況などの情報を統合し、オンライン上で等比率の3次元再構築を行いました。物資管理担当者は倉庫の状況をリアルタイムで監視できる他、埠頭の作業データフローと海上石油・ガス生産作業施設の需要に応じて動的分析を行い、物資配送と購入決定に重要なデータを提供できるということです。(ZHL、野谷)

 

 


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