「トレジャーガール」唐恬さんの音楽世界(前編)

2022-03-29 14:50:47  CRI

 最近、CMG (チャイナ・メディアグループ)で放送された東北地方のある家庭の50年の変遷を描いたドラマ「人世関(この世)」が話題になっていますが、その主題歌も印象的です。ドラマと同名のこの曲を作詞した唐恬さんは「トレジャーガール」です。38歳の彼女は、がんと闘病しながらも強い意志で多くの優れた歌を世に送り出してきました。今回の「中国メロディー」は、唐恬さんと彼女の音楽作品をご紹介します。

人世間(この世)

 テレビドラマ「この世」は、過去の貴重な思い出を呼び起す作品でした。家族や友人からこのドラマの主題歌を勧められたという中国人は以外に多いはずです。

草木は芽を出し 

子供は大きくなる。

歳月の列車は誰のためにも止まらない

運命のホーム

悲しみも束の間

 「この世」を歌ったのは名歌手の雷佳さんは「温かく、素朴で、無限の力が込められた歌だ。唐恬さんの歌詞はとても感動的で、心の中のモノローグ、叫び、祈り、人生への思いと、まるで散文のようだ」と「この世」を評価しています。

私たちは種のように 

太陽に向って生き 

この土の中で万物とともに

成長していく

 この歌詞について雷佳さんは「平凡な一般人がほとばしり持つ強大な力を歌っている。生活の起伏の中には多くのやむを得ないことがあるが、みんな絶えず奮闘して、困難な歳月を乗り越え、依然として活気に満ちている。誰もが、その中に自分の生きている姿を見つけることができるのではないだろうか」と語っています。

孤勇者(孤独の勇者)

 2021年に最もヒットした曲は、陳奕迅の「孤独の勇者」だと言われています。このオンラインゲームのテーマ曲が発売されるやいなや、ネット上の再生回数は2億回に達しました。

あなたが挫けない姿を愛している

あなたが絶望と対峙して泣かない姿を愛している

行くか?行こう!最も卑しい夢を抱いて

戦いか?闘おう!最も崇高な夢のために

光の中に立つ者だけが英雄なのか?

 「孤独の勇者」の歌詞はオンラインゲームのヒーローたちだけでなく、平凡な人々への励ましにもなっています。実は、この歌は作詞者の唐恬さん自身の人生をリアルに描いたものでもあります。28歳だった唐さんは2012年、鼻咽頭がん第3期と診断され、そこから病魔との苦闘を始めました。唐さんはそんな中で、強く楽観的な信念のもと、多くの心強い曲を生み出してきました。

如愿(望みどおりに)

 病魔との苦闘を経て、唐恬さんは回復しました。病魔にさいなまれた過去に別れを告げ、彼女の心境は、よりおおらかになりました。

2021年9月、フェーオンが歌う「望みどおりに(如愿)」は唐さんが親の世代に捧げたい歌です。親の世代の奮闘と献身が今の人々に安らぎをもたらしていることに敬意を表しています。フェーオンの変化に富んだ歌声は入神の境地に達していて、とても美しく、歌に人の心を動かす力を注ぎ込みました。

山河は無事で、生活は穏やか

あなたの望み通りになったのだろう

いい子だね、よく眠って

あなたが見ていない世界を私が見ることになる

あなたが書いていない詩を私が書くことになる

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