王外交部長、EU外務・安全保障政策上級代表とビデオ会談

2022-03-29 23:51:48  CRI

 王毅国務委員兼外交部長は29日、ジョセップ・ボレル・フォンテジェス欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表とビデオ会談を行った際、ウクライナ・ロシアの衝突について話し合いました。

 王部長は、「ウクライナの戦火がいまだ収まらないことを遺憾に思う」と中国の姿勢を示した上で、「平和、対話、沈静化を求めるという中国の立場は明確だ」と述べました。

 これに対してボレル代表は、「ウクライナの戦火は依然続いており、EUと世界に深刻な影響を及ぼしている」と強調した上で、「欧州側は、一刻も早い停戦、人道回廊の開放、大量破壊兵器の不使用、制裁逃れの防止を呼びかけている」と述べました。また、「平和の実現を推し進める上で中国が重要な役割を果たすことを望んでいる」と中国への期待感を示しました。

 さらに、「欧州はロシアの政治体制の変更を求めず、情勢のエスカレートを見たくもなく、いかなる形での新たな冷戦と陣営の対立にも反対する」と欧州の立場を強調しました。(朱、坂下)

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