朝鮮半島問題の対話と協商による解決を再度呼びかけ=中国国連大使

2022-03-26 14:37:02  CRI

 国連安全保障理事会は25日、朝鮮半島情勢についての審議会を開きました。国連常駐の張軍中国大使は席上、関係各側に自制と冷静な対応を求め、対話と協商の方向性を守るよう呼びかけ、中国側の見解と主張を述べました。

 張大使は、「朝鮮による大陸間弾道ミサイル発射実験の発表に、中国は深い関心を寄せている。同時に、関係各側が冷静に対応し、対話と協商という正しい方向性を堅持するよう呼びかける。情勢をエスカレートさせたり、誤った判断を招いたりする行動は避けるべきだ。米国と朝鮮の両当事者による直接対話が、できるだけ早期に再開されるよう望んでいる」と述べました。

 張大使はさらに、「朝鮮の近隣国として、中国は半島の平和、安定、非核化を堅持してきた。朝鮮側が抱く合理的な懸念には応じなければならない。長年解決できずにいる半島情勢の根源にあるのは、朝鮮が長期にわたって直面している安全保障上の脅威である。今後の展開は、米国が問題解決に向けて具体策を打ち出すか、それとも半島問題を地縁戦略の切り札として利用し続けるかどうかにかかっている」と指摘しました。(怡康、謙)

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