北京
PM2.577
23/19
中国では近年、地下水の補充を増やし、過剰な採取を制限するなど、地下水資源の保護が効果を上げています。
水利部の発表によりますと、2020年に使用された地下水は892億5千万立方メートルで、2012年と比べると242億立方メートル減りました。
地下水の過剰な採取は、川の流れが途絶えたり、湖や湿地の面積が縮小したりする原因となっていました。このような問題に対応するため、中国は地下水の過剰な採取を制限するとともに、「南水北調」プロジェクトなど複数の方法によって地下水の補充を強化してきました。
その結果、地下水の過剰採取が最も深刻であった北京・天津・河北地区では、浅い地層の地下水の水位が、2018年から2021年末までに1.89メートル上昇しました。長期的にみれば中国は地下水資源を年間1000億立方メートル利用できる見込みとなっています。