北京
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米国の歴史学者ジェフリー・ケイ氏
米国の歴史学者ジェフリー・ケイ氏は、最近『環球時報』紙の独占インタビューを受け、「米国は秘密裏に生物兵器プロジェクトを推進している」との見解を示しました。ケイ氏は、朝鮮戦争における米国の細菌戦という暗黒史の研究に長年に渡り注力しました。退職前にはサンフランシスコ市内に心理クリニックを開き、米国中央情報局(CIA)に虐待を受けた人々を救ってきたとのことです。ケイ氏は著書の『グアンタナモの隠匿』で、拷問などの米国の悪行を暴露したこともあります。
著書の『グアンタナモの隠匿』
ケイ氏は、「米国が近年になり公開した文書により、米国が朝鮮戦争で生物兵器を使用したことは確実になった。米国は核・化学・生物兵器を多くの戦争で使用した唯一の国であり、今後も使用する危険な傾向があると、世界は懸念している。さらに深刻なことに、米国政府が真実を隠匿しつづけ、やりたい放題であることだ。米国は一方で、生物兵器禁止条約による検証メカニズムの確立には反対している。国際社会がなすべきことは、米国に情報開示を求め、ハイレベルの調査団を結成するよう働きかけることだ」と強調しました。(ミン・イヒョウ、鈴木)