米連邦準備制度理事会（FRB）は14日、政策金利を引き上げ、0.5％から0.75％の水準にすると発表しました。今回の利上げは1年ぶりのことで、市場の予想にかなうものだとされます。

　これは、FRBの今年度最後の貨幣政策会議で明らかにされたものです。FRBは「11月の経済指標では米国の雇用の改善が示されている。家庭消費も安定した伸びを見せ、経済活動は全体的に安定して拡大している。今年に入って以降、インフレが上昇したものの、2％の長期目標より低く、長期的インフレの見通しはここ数カ月安定している」としています。

　FRBは、貨幣政策の調整に従い、米国経済が安定して拡大していき雇用状況がさらに改善され、インフレが目標の2％に回復するとして、米国のインフレ指標や世界経済・金融情勢に注目していく姿勢を表明しました。（Mou、星）