2006年12月6日、中国国際放送局開局及び中国国際放送局日本語放送開始65周年記念式典が、東京のホテルニューオータニで盛大に行われました。
日本の政界や経済界、日中友好団体、リスナーの代表、及び各主要なメディアの代表およそ200人あまりがこれに出席しました。中国国際放送局からも、陳敏毅副局長を団長とする代表団が参加しました。
中国国際放送局の王庚年局長はメッセージを寄せ、陳副局長が代読しました。
「日本語放送に携わった中国国際放送局の初代アナウンサー、原清志女史は、中日友好を念願した日本人です。来年は、中日国交正常化35周年という記念すべき年に当たりますが、中国国際放送局は今後も、中日友好のために寄与していきたいと思います。」
また、式典に出席した日本駐在中国大使館の孔げん佑臨時代理大使は、次のように語りました。
「北京放送は一生懸命自分なりの特徴を生かして、両国国民の間の相互理解と友情を育て、そして、両国の和解両国と関係の再建という流れの中で、それなりの大きな役割果たされたというふうにわれわれは大変高く評価を出しているところです。ご来場の友人の皆さんの中にも、多分数多く北京放送を通じて、初めて中国を知り、そして、北京放送の平和理念に共鳴を感じ、自分の身を友好活動に投じたという方もいらっしゃると思います。これからも自分の持っている責任と使命を自覚した上で、両国の国民の間の相互理解と友情をさらに深めるために、大きな役割が果たせるよう期待しています。」
式典では、中国国際放送局開局65周年を記念する作文コンテスト、「私と北京放送」の授賞式が行われました。1950年代から北京放送を聞き続けてきた岐阜県の岩田博さんが、見事に一等賞を獲得しました。岩田さんは、その喜びの気持ちを次のように話しました。
「私は始めて北京放送を聴いてから、今年で50年になりますが、北京放送は今日まで日中両国の人民の友好の架け橋としてその責務を十分果たしてこられました。私はこの北京放送を聞きながら、新中国の実情や文化を知り、理解をすることが出来ました。また、日中友好運動にも積極的に参加して参りました。北京放送を自分ひとりで聞くのではなく、1人でも多くの人に聞いてもらい、中国を理解してもらうよう努力して参りました。これからも北京放送を聞き、今日の中国の実情を知ると共に、今までと同様に中国の人々との友好交流を重ね、相互理解を深めていきたいと思っております。」
記念式典ではまた、懐かしい顔が多く見えました。かつて日本語部に勤めていた専門家やスタッフも多数出席しました。
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