パレスチナの評議会選挙の第2回投票は25日夜7時、順調に終了しました。
中央選挙管理委員会はその後、「当日の投票活動は非常に順調に進んでおり、選挙を破壊する行為が現れず、投票率は73.7%に達した。暫定開票結果の発表は26日となる」と明らかにしました。
パレスチナのある大学が行った出口調査によりますと、PLO・パレスチナ解放機構(ファタハ)が僅かな差でパレスチナ・イスラム原理主義組織(ハマス)をリードしているということです。新しい評議会の132議席のうち、ファタハが63議席、ハマスが58議席を獲得することになります。
同日、PLOのアッバス議長は記者のインタビューに答え、「今回の選挙は、パレスチナの人々がさまざまな困難を乗り越えたうえ、ようやく迎えたもので、選挙の結果は尊重されるべきだ」と述べ、さらにパレスチナの人々を支持し、パレスチナとイスラエルの和平交渉の再開、和平プロセスの回復及び双方が達成した各項目の協議の実行に協力するよう、国際社会に呼びかけました。
ファタハのメンバーであるパレスチナ自治政府のクレイ首相もこの日、「ファタハは選挙の結果を受け入れる」と表明しました。
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