レバノンの首都ベイルートで、12日、自動車爆弾事件が発生しました。国際社会はこれを強く非難しています。
今回の爆発はベイルート東部の郊外で起き、国会議員であるゲブラン・トゥエニ氏を含む4人が死亡し、10数人が負傷しました。
レバノンのラフード大統領は12日声明を発表し、このテロ事件を非難しました。また、この声明の中で「レバノン人民はレバノン民族原則の元に団結し、陰謀から国家を守るよう」呼びかけました。レバノンのシニオラ首相はこの日、「2004年10月以降、レバノン高官を狙った暗殺事件の調査について、国連安保理に支援を要請した」と述べました。
シリア政府もこの日、ベイルートで起きた自動車爆弾事件を強く非難し、この敏感な時期にこのようなテロ事件を起こした狙いがシリアの国際社会での名誉を損なうことにあると表明しました。
同じくこの日、国連のアナン事務総長、EU、フランスのシラク大統領、アメリカホワイトホウスのスポークスマンはこのテロ襲撃事件を強く非難しました。
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